青年期その2
自分が何をしたいのか分からないまま時は流れて高校生
中身は何も成長していないので引き続き小学生のままです
周りのヤンキー達は本能と欲望に歯止めがきかず暴走する子と、社会のルールに順応する意思を見せ学校へ通う子と進路が別れてゆきました
私はそもそもエネルギーを発散していないのでブレーキかけながらアクセル踏んでる状態で誰かに言われるがまま高校へ進学しました
中学時代真面目に積み重ねてないから入れる高校は当然不良校でそこに通う学生はほとんど不良でした
幸い私はヤンキー属性だったので小学生並みのコミュ力でもみんなと仲良く過ごせました
高校に入ってヤンキーはダサいという価値観に飲まれてオシャレするようになって、髪型や服装アクセサリーなどに気を使いつつ注意してくる先生との攻防戦の日々
毎日友達と遊んで、恋愛に夢中になったりそれなりの学生時代と言うか、結構楽しく過ごしておりました
幸運にも有名な彫刻家を師匠にもつ美術の先生に目をかけてもらって美大現役で入れる才能だと褒められて放課後毎日練習しようと提案されたけど、ちゃらんぽらんな子供の私は友達や恋人との時間を優先してしまうという愚行を犯したのもこの頃です
今思えば高校時代が一番エネルギーに満ちていたかもしれません
だけど満たされない心、ふとした瞬間感じる虚しさの原因はまだ分からなかった